ブログ| さいたま市西区指扇で歯科をお探しの方は加藤デンタルクリニックまで

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本年もよろしくお願い致します。

2021年1月19日

こんにちは。さいたま市西区指扇の歯医者、加藤デンタルクリニック 歯科衛生士の岩崎です。

今回は幼児期の栄養と乳歯についてお話します。

一般的に幼児期とは満1歳から6歳に達する5年間を言います。乳児期と比較して、身体発達は緩やかになりますが、まだ成長速度は速い時期です。幼児期では発育・発達・活動のために多くの栄養素が必要とされています。

*身長 約50cm(出生時) ➡ 約75cm(1歳時) ➡ 約100cm(5歳) 2倍

*体重 約3㎏(出生時) ➡ 約9㎏(1歳) ➡ 約18㎏(5歳) 6倍

幼児の生歯の時期や咀嚼能力の発達に合わせて適度な固さの食事を与え、噛むことを習慣づけることが大切です。

・顎の発達を促進し、永久歯の歯並びを良くする。

・唾液や胃液の分泌を促し、消化機能を高める。

・歯肉を刺激し、歯周疾患を防ぐ。

※ 柔らかいものばかり食べる習慣は顎の発達を遅らせます。偏食や食欲不振も見られやすいのが、幼児の特徴です。

栄養状態の変化では、体重1㎏当たりのエネルギー、タンパク質、鉄、カルシウム必要量を成人と比較した場合、成長期にある幼児の必要量は2~3倍多く、幼児期の成長過程では様々な問題があります。その原因をお話しします。

■ 痩せる、体重減少

①食事の過誤・不足

②嘔吐・下痢

③内分泌疾患(甲状腺機能亢進、糖尿病など)

■ 脱水

①低年齢児ほど体重に対する水分量の割合が大きい

成人:60~65%  満1歳:68%

②体重当たりの水分必要量が多い

体重に比して不感蒸泄量が大きい=水分が奪われやすい

③体重当たりの水分必要量

乳児;3倍 幼児:2倍 学童:1.6倍

■鉄欠乏性貧血

①幼児期には鉄不足による貧血が目立つ

②乳児期に母乳栄養で離乳が順調に進んでいない1歳児や、1歳を過ぎても母乳中心で3回の食事をきちんと摂食できていない児では注意が必要

■虫歯

①虫歯は歯垢の中に生息する虫歯菌が砂糖などを餌として酸を生成し、その酸で歯の表面のエナメル質が溶かされることで発生。

②健康日本21では3歳児における虫歯の無いものの割合80%を目標としている。

《 予防対策 》

✓生活リズムを整える

✓歯に付着しにくい食材、調理法

✓よく噛んで食べる

✓食後の歯磨き

✓定期的なフッ化物の塗布

↓ 当院で使っているフッ素です。

■食行動

食習慣が身につくのが幼児期です。離乳期から3歳までの食習慣がその後に影響します。

《 偏食 》

・1歳後半から増加

・偏食の原因となる生活の見直しが重要

・調理上の問題(固さ、味付け)

・家族(特に両親)の偏食

・不規則な食事時間

・睡眠不足、遅い起床時間

・間食の摂り過ぎ、不規則な与え方

・過去の不快な記憶

 

最後に幼児期の栄養の特徴についてお話します。

幼児期は、食欲のムラや好き嫌いが目立つようになるが、幼児の自己表現や意思を尊重し、無理強いしない。発育や運動のために必要な栄養素等の量は多く、しかも一度に貯めることのできる量に限度があるため、3回食では必要な栄養素をとりきれないのが幼児期の特徴です。なので、、、3回の食事 + 1~2回 の 間食 が大切です。間食は、食事と同程度に重要な意味を持っています。

※ 与え方によっては虫歯や食欲不振の原因となるので注意が必要です。

間食の種類 ➡ 薄味、甘味、塩味が強くない物。消化が良い物。水分補給できる物。脂肪・糖質が多くない物。

新型コロナウイルスが流行しているので、細菌に対する抵抗力が弱い幼児には、食事前に手を洗うなどの感染予防が重要です。

次回は、学童期の栄養についてお話します。

 

 

 

 

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